君は悪魔か少女になって

来世は高校球児になりたいOLの日記

コロナに負けるな

困った。GWにやることがない。

父は会社のコロナ対応呼出に怯えながら「ホライゾンゼロドーン」という謎のゲームを1日20時間していたし、母はインド映画を狂ったように1日27時間みていた。世界は平和。

 

例年であればどんたくに出かけては弊社の新入社員を「若いなあ」といいながら昼間から酒を飲んだり、親戚から「ところで結婚の予定は・・・」と聞かれるたびに姉妹で地蔵になったりして、なにかと充実した時間を過ごしているのに。

連休前、「休日出勤・・・本当にしなくていいですか?」って上司に聞くくらい暇だった。

あ〜暇。暇以外の感情がねえ。

そもそも友達も多く無いし、全然アウトドア派じゃ無い私がこんなにも暇を持て余しているのだから、土日の予定がいつもギチギチな人間は一体生存しているのか心配。元気かな。

 

5日間ノープランで自堕落な生活を送ることが目に見えていたので、自分が社会性を失わない方法を懸案した結果、

 

「デジタルデトックスしてみようかな」

 

と思い至った。

 

つまりは携帯電話をなるべく使わない生活。したことは無いけど、LINEアプリを不要では??と思って削除した経験のある私ならできそうとも思った(ちなみにLINE削除は公私で周囲に迷惑をかけまくり、当時付き合っていた彼氏と戦争になった。あたりまえ。まじごめん)。

前も言ったけど私はYoutuberホリックなので、平日の夜も土日も、なんなら職場で昼ごはんを食べている時でさえ動画を見ている。最近はHuluで海外ドラマを見すぎてNYの出版社で働く恋に仕事に一生懸命なキャリアウーマンになる夢まで見た。

そんな人生を送っているので動画視聴断ちについてはめっちゃ不安。

けどやるときめたら(適度に手を抜きながら)やる女。

 

ついでにいろんなルールを決めて、精神衛生状態に良い生活をしてみたので、備忘録としてここに残そうと思う。

 

 ①デジタルデトックス

すんなり違和感なく達成。とはいえ毎日投稿Youtuberの動画視聴が日常のルーティンに完全に組み込まれているので、ふと「彼らは元気にしているだろうか」と思いを馳せる瞬間があり、末期だなと思った。そして「彼らは私がこの世にいてもいなくても、仲間とメントスコーラで騒いだり、鉄球を1000度に熱したりして楽しく暮らしている」という当然の事象に一抹の虚無感を抱く。謎の感情。

しかし、彼らのコンテンツには少なからず連続性があるので少し見逃すと突如どうでもよくなるという弊害に気づく。そもそもYoutuberの動画を見ている時間が人生を豊かにしてくれたことは一度も無い。ずっと前からすごくやめたい。それを再確認した日々でもあった。これから見るかはわかんないけど、彼らの幸せを祈ってます。

どうぞご自愛ください。

とはいえ、インスタを見るくらいならYoutubeを見てる方が他人の人生気にしないで済むから、そういう意味ではいいんだよね。インスタで精神衛生状態を劣悪にする必要は無いです。

 

 海外ドラマも視聴しないままGWを無事に終えたが、「デスパレートな妻たち」シーズン2を視聴中だった私は、お風呂に入っているときガブリエルとカルロスの将来を案じた。

二人のことを考えている時ふと「カルロスの英語の発音、ちょっとむずいよなぁ」と思って、湯船で練習してみたりなどした。

 

その他LINEなどについては1日に何回かは確認したけど、大した連絡が誰からもなかったので大丈夫だった。なんかこれ言葉にすると超絶悲しい人間じゃん。うるせー!こっち見んな!

とはいえGW3日目に友人に陣痛が来たとの連絡をもらったので、その子の連絡だけは通知をオンにしてずっと応援してました。よく頑張ったね。

 

恋人がいる人はちゃんと相談してからがいいかも。戦争になるので。

 

 ②早起きして服を決め、メイクをして過ごす

正直これが本当にオススメすぎる・・・。

まあそもそもの私が土日パジャマのまま過ごし、ベッドで動画を見て、寝て、見て、寝て、なけなしの自尊心を失う直前(夕方5時ころ)にやっと動き出す生活だったから劇的な変化を感じただけなのかもしれない。クズすぎ。

でも世界中に私のような休日を過ごしている独身OL、腐るほどいると思うんだけどどうなんでしょうか?

カーテンを開けて寝ることにより、なんと、朝日で起きた。素晴らしい人生の始まりかよ。

ベッドメイクして夜まで入らないように対策を打ち(5日中3日は昼寝した。許して)、初夏の装いで、新しいお気に入りのメイクグッズを開封した。ネットで爆買いしたので今月の収支バランスが終了しているが、そんなことは気にしない。

勿論、連続休暇こそメイクせず肌を休めるべきとも思ったけど、メイクしないとスイッチ入らない人間なので、朝からしっかり顔を作った。新しいコスメでいい気分だしね。朝から化粧してるのに待てども待てども外出しない私を、母が不思議そうに見ていた(どんな娘だと思われてんの?)。結果5日間毎食家でしっかり食べた。ごめん。

 

そこまで準備ができたら朝ご飯作ったり、洗濯物干したり、読書したり、掃除したりして午前中を過ごした。いつも使っているお弁当箱や水筒を解体漂白したり、家中のフィルターというフィルターを洗ったりもした。痒い所に手が届く女です。

毎朝スーパーの開店に並んでホットケーキミックスと小麦粉を血眼になって探した。ホットケーキミックスはどのスーパーも品切れ。こんな世の中は終わり。コロナはすごい。

 

 

今回の爆買いのなか戦利品だったのは

  • BOBBI BROWNのハイライティングパウダー(01 ピンクグロウ)
  • JUNG SAEMMOOLのエッセンシャルスキンヌーダークッション(Pink Light SPF50+)

でした。ファンデーション塗らない星人だったけどもう25歳なので全面降伏してお肌の曲がり角と向き合うことにした。艶肌重視で選んだ結果、本当に陶器みたいな仕上がりになって感動した。

ツヤ・・・!!!!

でも死ぬほど肌荒れした。絶望。1日でできたニキビ数のギネスがあるなら更新できるんじゃないかと思うほどできた。そして私は「肌荒れを隠すための厚塗り」という絶望無限ループに陥ったが、購入したばかりで悔しいのでしばらくは使おうと思う。

 

③好きな本を読み返す

友達とドライブ行くときでさえ文庫本持って行ってしまい「孤独へのリスクヘッジが完璧」と揶揄されたことがあるが、そうでなくても読書は好き。けどハリーポッターは登場人物の名前が全然覚えられなくて挫折してしまい、そのことをまだコンプレックスに思っている。当時姉は発売日に買って徹夜で読み更けっていたし、その二日後には両親も読み終わっていて「姉妹で偏差値の配分間違えすぎじゃない?」って思った記憶がある。閑話休題

読みかけの本の続きを久しぶりに読むとき、「あ〜、ここまでは読んだな」「ここも読んだな・・・」を繰り返してどんどん読み進めていたら結局最後まで読んだことあった、というホラー現象が年に一回ぐらい起こるんですけどこれはあるあるですか?

 

読み返した本

 

結論、好きな本は何度読んでもいい本。ダレンシャンのクレプスリーはただのイケメン。

 

④水をたくさん飲む

「1日2リットル飲む」神話あるじゃないですか。

何回かチャレンジしたことあるんだけど、仕事の日だと接客中に膀胱破裂するから物理的に不可能なんですよ。1時間に一回トイレ行ってたら体調不良を上司に疑われて恥ずかしい思いをしたこともある。たしかにお腹ヨワヨワ芸人なので朝頻繁に職場のトイレ占領しがちではあるが、今日はお腹下してないです。すみません。って感じだった。(なんの話?)

自分の身長から鑑みて2リットルは多すぎると勝手に判断して1.5リットルを継続して飲んだ。お気に入りのタンブラーだったので意気揚々だった。

 

体重が減ることも体調が良くなることもなかったが、「毎日水1・5リットル飲んだ」という功績を誉めたたえて過ごした。継続したらいいことあるのかもしれないね。

 

⑤ときめきグッズは使ってこそ生きる

家にある頂き物や自分へのご褒美たちを消化してみた。具体的には、可愛くて使えずにいた福岡市美術館不思議の国のアリス展」で買ったアリスのインスタントコーヒー、プレゼントでもらったUCC COFFEE STYLEのムーミンのコーヒー(コーヒーばっかり)、韓国のお土産のちょっといいフェイスパックやトリートメント、大学時代なぜか購入した「ぐりとぐら」柄の切手など。

ITリテラシー低すぎて(?)設定せず置物化していたGoogle homeもやっと我が家の一員になった。ようこそ〜〜〜!!!!

大切に保管しておくのもいいけど使うとなると、くれた人のこと考えたり、思い出してニヤニヤしたりウキウキする楽しさがあった。買ったときよりもときめいた。

 

逸るときめきを感じながらハンドドリップで丁寧に抽出したアリスのコーヒーの味がなんとも微妙で、まあ世の中そんなもんだよなぁと思った。

またときめくものを一つひとつ集めていこうと思う。

 

⑥好きな映画を1日一つみる

誰に報告するわけでもないので偏愛している「フインディングドリー」と「アラジン」をみて、残りの3日は「モアナと伝説の海」を毎日みた。相変わらずモアナは最高。私がモアナを初めて見たときの感想は「ほぼマッドマックスじゃん」でした。見たことない人がいたら見て欲しい。モアナ、思いのほか全然海でチャプチャプせんから安心して。

洋画も邦画も見たことがあって結末を知っているやつを見るのが好き。金払ってまで一人でハラハラしたくない。国際線のフライト中に暇を持て余して見たクソラブコメセンセイ君主」は面白すぎて5億回みた。おすすめ。

コロナが明けたら誰かと映画館に行きたいなぁ。行って無駄にポップコーンの味で揉めたい。

 

⑦毎日英語に触れる

既述したディズニーの3作品は英語音声・英語字幕で見ている。お伝えした通り「モアナと伝説の海」はほぼマッドマックスなので、説明もいらない映画。素晴らしい。そしてお酒飲んで「アラジン」観るときは大体、ジャスミンになりきって美しく強い王女様のいけない恋模様に心焦がして一緒になってセリフ叫んでる。はやく成仏したい。

TOEIC試験の4月分の振替が9月になったので遠すぎて完全にやる気を失っていたが、会社の先輩が外資系に出向が決まり勉強方法を色々聞いてきたので、ついでに一緒に頑張ることにした。最近テキスト開いてすらなかったけど、一緒にやってくれる人がいればできそう(安易)。みんなで頑張りましょう。

あとはせっかくコロナショックで株式相場大荒れ地獄の最中だし、と思ってゴールドマンサックスのマーケットレポートを読んでみたりした。英語の専門用語多すぎて全然わかんなかったけど、読んだことに満足した。無意味。明日も仕事頑張ろう。

 

毎日英語に触れると「やらなきゃなあ」って思えるし勉強してない罪悪感も軽減されるので精神的にいいなと思った。継続していきたい。できたら自分のこと好きになれそう。

 

⑧自分を褒め称えて寝る

昨今は日常の中で大したストレスもないので、社会人なりたてのときみたいに漠然とした人生への不安や自己嫌悪で寝る前にくよくよ泣くこともなくなった。それでも毎日理想とは距離のある隠居生活を送り、誰に止められることもなく悪化していく日々の自分自身に嫌気がさして絶望しながら寝ることはある。

そんな中このGWは何を成し遂げるわけでもないが「気になっていたことを片付ける」「やってみたかったことをする」「生活をととのえる」ことができたので全然悲しい気持ちは湧いてこなかったし、毎日「明日は何を着て、朝ごはんは何作ろう?」って思いながら寝た。とてもよいGWだった。

 

まとめ

気づいたら結構な超大作になってしまった。読み返すのが面倒。誤字があっても直す気力がない。もう一回モアナを見て寝よっと。

 

#コロナに負けるな