君は悪魔か少女になって

来世は高校球児になりたいOLの日記

メリークリスマスのメリーって何?

 

(時系列バグってますが下書きにいれていたので更新します。明けましておめでとうございます。)

 

 

仕事中日常的に「高配当株」という単語を使うのですが、今日突如としてわたしの社用PCが「こうはいとうかぶ」と打ち込むと「後輩と浮かぶ」としか変換してくれなくなった。

 

 

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デスクトップまでもが浮かれる日。

クリスマスイブですね。

 

 私は基本的にそこそこモテるので、大学生以降クリスマスに彼氏がいなかったことは無い。

とはいえ彼氏とクリスマス過ごした経験もほとんどない。学生時代はスタバのホリデーシーズンに浮かれて毎日ウキウキでシフトに入っていたし、社会人になってからは友達と謎に高いワイン開けて過ごすのが好きだった。

クリスマスにわざわざイルミネーションを見に行くのは面倒くさかったし、「クリスマスにわざわざイルミネーションを見に行くカップル」になりたく無いという感情もあったように思う。

スレ過ぎ。

 

とはいえクリスマス自体は好きで、卒業後も母校のチャペルでクリスマス礼拝に参加したり、ポール・マーカットニーの「Wonderful christmas time」を聴きながら通勤し、職場の飾り付けにひっそり命懸けたりしていた。

単純に誰かとウキウキ感情を共有するのが苦手なんだと思う。

 

バレンタインも素直にウキウキで作ればいいのに、「何で毎年女子からなん?交代制にしない?」と突如としてジェンダー論を持ち出し、2/14と3/14を毎年交代で準備するように強要したりしていた。

おかし作りもまあまあ好きで、プレゼントを渡すのも好きなのに、世の流れに対して順当に浮かれるのが絶望的に下手。

私の人生に一体何があったん?

 

 

 

とはいえ、26歳冬、私のクリスマスはとても輝いていた。

一人遊びを覚えた大人は強いのである。

仕事帰りに駅前の光り輝くイルミネーションのカーテンをくぐり、寒空の下ホットワインを飲みながら、オペラを鑑賞する、というヤバイ楽しみを見つけてしまったのである。末期。

さすがに一人できている人はあまりいないので多少浮いている感じはあるが、「今彼氏が飲み物を買いに行ってくれている感」をだして堂々としていればなんとなくいけた(と思う)。

そして帰りにはクリスマスマーケットでロウソクとオーナメントを買い、自宅でアメリカのチープなクリスマス番組を見ながらワインと生ハムを嗜んで、こたつで寝る。

これ以上の楽しみ方がこの世にあるのか?と思うほど楽しい12月だった。

一生12月だったらいいのに。

 

何かを失った気もするけど、クリボッチを嘆きながら過ごすよりも5億倍楽しんだ自信ある。

誰かとウキウキを共有するとき(正しい楽しみ方なのか?相手は楽しいのか?)などといった気を遣う煩わしさがなかったからだと思う。

 

私自身が手放しに誰かを愛したり、ただまっすぐに愛される自信が無いからこそだとは重々わかっているんだけど。

いつか私にも「クリスマスにわざわざイルミネーションを見に行くカップル」になれる日がくる?

こなくない?

来世に期待!