君は悪魔か少女になって

来世は高校球児になりたいOLの日記

メリークリスマスのメリーって何?

 

(時系列バグってますが下書きにいれていたので更新します。明けましておめでとうございます。)

 

 

仕事中日常的に「高配当株」という単語を使うのですが、今日突如としてわたしの社用PCが「こうはいとうかぶ」と打ち込むと「後輩と浮かぶ」としか変換してくれなくなった。

 

 

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デスクトップまでもが浮かれる日。

クリスマスイブですね。

 

 私は基本的にそこそこモテるので、大学生以降クリスマスに彼氏がいなかったことは無い。

とはいえ彼氏とクリスマス過ごした経験もほとんどない。学生時代はスタバのホリデーシーズンに浮かれて毎日ウキウキでシフトに入っていたし、社会人になってからは友達と謎に高いワイン開けて過ごすのが好きだった。

クリスマスにわざわざイルミネーションを見に行くのは面倒くさかったし、「クリスマスにわざわざイルミネーションを見に行くカップル」になりたく無いという感情もあったように思う。

スレ過ぎ。

 

とはいえクリスマス自体は好きで、卒業後も母校のチャペルでクリスマス礼拝に参加したり、ポール・マーカットニーの「Wonderful christmas time」を聴きながら通勤し、職場の飾り付けにひっそり命懸けたりしていた。

単純に誰かとウキウキ感情を共有するのが苦手なんだと思う。

 

バレンタインも素直にウキウキで作ればいいのに、「何で毎年女子からなん?交代制にしない?」と突如としてジェンダー論を持ち出し、2/14と3/14を毎年交代で準備するように強要したりしていた。

おかし作りもまあまあ好きで、プレゼントを渡すのも好きなのに、世の流れに対して順当に浮かれるのが絶望的に下手。

私の人生に一体何があったん?

 

 

 

とはいえ、26歳冬、私のクリスマスはとても輝いていた。

一人遊びを覚えた大人は強いのである。

仕事帰りに駅前の光り輝くイルミネーションのカーテンをくぐり、寒空の下ホットワインを飲みながら、オペラを鑑賞する、というヤバイ楽しみを見つけてしまったのである。末期。

さすがに一人できている人はあまりいないので多少浮いている感じはあるが、「今彼氏が飲み物を買いに行ってくれている感」をだして堂々としていればなんとなくいけた(と思う)。

そして帰りにはクリスマスマーケットでロウソクとオーナメントを買い、自宅でアメリカのチープなクリスマス番組を見ながらワインと生ハムを嗜んで、こたつで寝る。

これ以上の楽しみ方がこの世にあるのか?と思うほど楽しい12月だった。

一生12月だったらいいのに。

 

何かを失った気もするけど、クリボッチを嘆きながら過ごすよりも5億倍楽しんだ自信ある。

誰かとウキウキを共有するとき(正しい楽しみ方なのか?相手は楽しいのか?)などといった気を遣う煩わしさがなかったからだと思う。

 

私自身が手放しに誰かを愛したり、ただまっすぐに愛される自信が無いからこそだとは重々わかっているんだけど。

いつか私にも「クリスマスにわざわざイルミネーションを見に行くカップル」になれる日がくる?

こなくない?

来世に期待!

 

 

 

正月ハラスメント

 

新年の親戚の集まりほど気が進まないものは無い。

何を隠そう時代錯誤の昭和ミドルエイジ軍団が、息するように「彼氏は?」「結婚は?」と聞いてくるのが本当に嫌だからです。

だから私は、「彼氏はいるの?」に最高の笑顔で「いっぱいいるよ〜!」と答えてただただその場を変な空気にして会話をシャットアウトするようにしているのですが、この質問への正解って何なん?

誰か教えてください。

 

私に彼氏がいてもいなくても、結婚していたって、子供を産んでいたって、あんたらの人生に何の影響もなくない?

あんたらがのうのうと食ってるそのカニを購入する元手となった年金を、コツコツ支払い、今後の老後を支えているのは私たちなんやで?

関係無いけどおせち料理ってマジで全然美味しくなくない?

と、おもいました。

 

親族全体からの集中砲火を浴び、あゝ地方。地方にしか住んだこと無いけど、多分こういうところが地方なんだよ、へっ!と思いながらひとり大酒を飲み、正月から記憶をなくしました。

幸先がいいですね。

 

 

昨年私はワインバーでの一人飲みにハマってしまった。

立ち飲みなのでフランクなお店だけど、何とも雰囲気が素敵なんですよ。

馴染みのお客さんとも仲良くなって、いそいそと毎週通っているのですが、

「スタバに行ってくるね〜」といって出かけ、ベロベロになって帰宅する娘、めっちゃ怖いだろうな。

 

正月休みは今年4日間しかなくて、同窓会や忘年会もなかったから、

なんだか切替えがちゃんとできないままぬるっと2021年になってしまった。

今年はみんなとちゃんと笑って過ごせる一年になるといいな。

2020年は何かと哀しくて寂しい一年だったから。

「何も成し遂げてないけど、なんかいい一年だったね」って言えるような年にしたいですね。

 

ちなみに今年の抱負は「肩こりを治す」です。

今年も一年、よろしくお願いします。

 

自分にご褒美をあげましょう

 

大昔付き合っていた恋人が、都会に住んでいるのに車を買おうとしているとき「まじでいらなくない?逆に人生のどの場面で自家用車がいると思ったの?レンタカーでは役不足だと感じた事例を具体的に言ってみ??」などと畳み掛けて全否定し続けたことがあるんですが、今思えばめちゃくちゃ怖い彼女だったかもしれない。ロマン全否定女。

まあ今でも考え方は基本的に変わらないけど、「男のロマン」は割と許容できる人間になったし、考え方もだいぶ変わったように思う。

 

 

金銭感覚って本当に人それぞれで、同じ収入レベルでも色々な場面でその違いを痛感する事がある。特に複数人友達との旅行では「え?!そこケチったら旅行来た意味なく無い!?!?」みたいなことは往々にして皆さんあると思うんですよ。

ちなみに私の姉は大学卒業旅行でアメリカに行くつもりだったのに話がまとまらず長崎になってしまった事を、28歳になった今でも恨んでいる。

 

そんな私も交通費とかは割とケチるので東京に5時間半かけて新幹線で行ったり、意味わからんくらい遠いターミナルで降ろされる格安航空を使ったりもするので、「タイムイズマネー」の友人とは別で行くようにしている。

移動してる時間が一番旅行っぽくて私は好きなんだよ。

 

 

 

 

11月後半から街中がライトアップしていてまんまと浮き足立ってしまった私は、先日「自分にご褒美」を買い与えた。

今年は、転職するぞ!って思ったのに転勤しちゃって逃したし、コロナで旅行もできないし、肌荒れしてるし(?)、冬ってなんか切ないからご褒美の一つや二ついいのでは・・・?って自分に言い聞かせて。

 

後は単純に、クリスマスで浮かれている。

 

1〜2万円の指輪買おうとおもって百貨店に行ったつもりだったのに、意味わからんくらい高いハーフエタニティリングを買ってしまった。まだボーナスも入ってないのに。

これはもう彼氏とかにおねだりできるレベルじゃない。

働いて稼ごう。

そう思いました。

 

 

お会計しながら(これ自分で買う女いるんかな・・・?)とも思ったけど、まあ実際めちゃくちゃ浮かれてるし、つけてると気分上がるし、ニヤニヤしちゃうし、幸せだから全く後悔はしてない。

けどこうやってひとりで人生を楽しむからくりを見つけてしまった事にちょっと絶望はしている。

 

一人遊びを覚えた私の行動として顕著だった先月の連続休暇。

ひとりでスパリゾートにホテルステイして、フルコース料理を赤ワインとともに堪能。

海が見える部屋で映画を見ながらルームサービスを取って過ごした。

フィットネスで汗を流し、ドライブして紅葉を見る。

美意識爆発して帰ってきてからもエステに行って、顔中の毛穴を消し去る。

 

 

残念ながらこれを毎週末すると破産してしまうけど、年に二回くらいはこうやって自分磨きにお金と時間をたっぷり使おうと決めた。それくらい一人ホテルステイは最高だったのだ。

私の連続休暇史上ダントツで最も充実してたんですが、この話をすると大抵の友達は言葉を失うし、「そんなに嬉々として話されると今後デートに誘われなくなるからやめな」といわれて、確かになと思った。

デートでこの話をするのはやめようと思う。

 

けどぜひ女性の皆さんには経験してほしい。

 

 

言うなればこれは完全にわたしの「ロマン」だし、無駄といえば無駄なので過去の自分からしたら信じられない生活をしているようにも思うけど、私の人生が確実に彩り豊かなものになっている。ご褒美は大事。

 

この歳になるとみんなの人生のこだわりも色々あって、自分の物差しがあるから楽しいし、働く活力になるのかな。

同年代の友達が仕事頑張っている話を聞くと安心するし、結婚して仕事辞めた話聞くと胸がざわつくけど、いつまでも自分のお金で自分をヨシヨシする術をもっている人間でいたいとは思う。悲しいかな多分このままいくとそれを極めそうな気もする。

 

 

 

そんな元彼は私と別れた1ヶ月後に車を買ったそうです。

幸あれ。

 

福田萌子さんという女性

 

バチェロレッテが終わった。

あんなに斜に構えて配信を迎えた私に衝撃のギャップを植えつけ、壮大な愛の物語を共になぞった日々が、終わってしまった。

つらい。

これから何を楽しみに生きていけばいいんや。

 

先述したように私は「バチェラー3」が完全にトラウマになっているので、正直もうあんなに辛い思いしたくない(誰?)という気持ちが強く、今回の男女逆転版「バチェロレッテ」は私の心を癒すリハビリとして、バチェラーのスピンオフを見るような心持ちで迎えたのである。

 

 

 

当初、配信が決定してからというもの、アマゾンプライム公式さんはバチェロレッテ・福田萌子さんを『完全無欠な高望み実家金持ち系モデル』的なキャラに見えるよう広告を打っていた。

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男を手玉にとってそうな萌子さん

 

 

だから正直、始まるまでは「しめしめ、一体どんな高飛車な女が出てくるんだ。へっ」って気持ちだったし、事前情報で出てくる男たちも大したことなさそう・・つまんな・・・というかんじだった。

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男達のコンセプト考えた人、センス無い

 

 

 

まあ、確かに福田萌子さんの実家は金持ちだし、男に求めるレベルも高いのは間違いなかったのであながちミスリードではないんだけど、開始早々私の予想は大きく裏切られることになる。

私の人生観をも覆す素晴らしい人間がそこにいた。

 

 

 

 

 

開始2分の私

「もしかして福田萌子さんってとてつもなく素敵な女性じゃない?」

 

 

 

 

開始10分の私

「待って福田萌子さん、生きとしいける人間の最高峰では?????」

 

 

 

 

 

 

 

1話を見終わった私

「え〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!福田萌子さ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!

一生ついていくよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

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「ローズを渡せない人がいる」ということに心を傷める萌子さん

 

 

前世でどんな徳を積めばそんなに素敵な女性になれるのかと思うほどに福田萌子さんは美しく、心が綺麗で、強い女性だった。

穿った見方で見始めた私を呪い殺したい。福田萌子さん、ごめんなさい。

 

そのくらい私は一瞬で彼女の虜になってしまったのである。

 

そこからというもの私は『誰と結婚すれば萌子さんは幸せになれるのか』という目線で配信を見ることになるので、出てくる男性陣のSNSをくまなくパトロールし、結婚相手としてふさわしい男かどうかを偏見に満ち溢れた視点で精査し続けた。

ネット上には私のような「萌子さん親衛隊」的な女性が満ち溢れ、回を追うごとに(何かの宗教か?)と思うほどに萌子さんに陶酔する人がどんどん増えていった。

 

そう。

これはもう「バチェラー」とは完全に違う番組なのである。

 

 

なにが素晴らしいって、萌子さん、マジで男を見る目があるのよ。

そして、萌子さんの本質を見極めるまっすぐな質問は、中身の無い男達を容赦なくコテンパンにするのである。

まじで痛快。

 

そしてコテンパンにされた男達は、

「絶対・・・!!!!!!いい男になってやる!!!!!!!」

という気持ちでバチェロレッテの元を去っていくのである。成長物語かよ。

 

外国籍で見た目にコンプレックスのある男性には「外見だけで判断しないというその素敵な内面を、あなたも忘れないでね」と背中を押し、

人と話すのが苦手で萌子さんとうまく話せない陰キャラには「you are special!」とまっすぐに自信を与え、

離婚歴があることを打ち明けた男性の言葉は「いろんなストーリーを持っているから人間には深みが出るよね」とさらっと受け止めてしまう萌子さん。

 

途中から「え・・・これは男達の心理カウンセリング番組・・・・?」と思うほどだった。

萌子さんはスーパーポジティブで、相手にもそれを求める節があるのでそこはまあ、ずっと一緒にいるのはしんどそうとは思うけど、男達が成長していく過程を見れたのはそういう萌子さんの人柄があってこそだったように思う。

 

 

私は根暗なので、多分萌子さんを奥さんにした場合引け目を感じたり、ポジティブハラスメントに耐えられず死んでしまいそうではあるけど、

ある程度社会的に成功していて、なおかつ萌子さんに彼女の知らない世界を見せてあげられる人であれば、きっとうまくいくんだろうな。

 

 

最終的には萌子さんの完璧主義が本領を発揮して「誰にもローズを渡さない」という衝撃的な結果となり、またも私はテレビの前で言葉を失い、新たなトラウマを抱えたわけですが。

ローズをもらえなかった黄さん・スギちゃんがふたり順番にホテルの部屋に戻り、どっちもローズを持っていない事に驚愕した後、

 

黄さん「萌子さん、ちょっと空気読めないところもあるじゃない?」

スギちゃん「途方もなく萌子さんだよね」

 

ってニヤニヤしながら話すシーン見てなんだか、ああこの二人は萌子さんのそういうところも好きになって受け止めてたんだな、みんな幸せになるといいね、って思った。

 

 

そんなわたしは萌子さんに憧れて、ジョギングを始めました。

へこたれそうな時は、「つらい時が成長する時だよ!!レッツエンジョイ!!」というわけのわからん萌子さんの根性論を思い出して、今日も走ります。

人生アレルギー

 

夏が終わった。

 

ビーチで男とビキニ着てワイワイしたこともなければ、夏休みに浴衣着て好きな人と花火を見に行ったこともない。制服にまとう汗とシーブリーズが織り成す青春の匂いなんてもう忘れたけど、夏はめちゃくちゃ好き。なんか文句あるか?

 

私は今、先週『半沢直樹』が終わって何かとロスな日曜の夜を、「プレモルは高いな・・・」と言う理由で選ばれた『淡麗グリーンラベル』と共に過ごしている。

窓を開ければそれなりに涼しい季節が来た。

汗ばむ気候のなかビールを飲む。最高におじさん。

 

夜風が秋のそれ。

夏が好きなのに。

 

夏って、「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!夏〜〜!!!!!!!!!!!!!!来た〜〜〜!!!!うお〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」

って思ってるうちに終わること多い。

悲しい。

こんなにも夏が好きなのに。

 

昨年の夏、人生で初めてスイカ割りをした。

25の女三人、地元の海にて。

死ぬほど楽しかったけど、なぜか電車で家までスイカの残骸を持ち帰らされて「二度とするか!!!!!!!」と思った。それもいい思い出。

夏の思い出はだいたいベタベタしてるし、臭いし、みんな頭おかしい。

あぁ素晴らしい。

 

 

そんな私は今年の夏、謎のアレルギー症状に悩まされていた。

あるとき私の顔がものすごくかゆくなり、

次の日には真っ赤になり、

その次の日には乾燥しだして、

頭皮まで乾燥するもんだから肩がフケだらけになり、

二日ぐらいしたらお風呂で剥がれたフケたちが綺麗に無くなって綺麗な肌が戻る。

 

そしてその翌日にはその猛烈な痒みがぶり返して!!!!!!!!!!!!

次の日には!!!!!赤くなり!!!!!

 

その次の日には!!!!!!!!!!!!!

 

と言った様相だった。

ちなみに今もその謎連鎖は続いている。

 

アレルギー血液検査をしても、4日連続のパッチテストをしても原因はよくわからなかった。

自分の顔が大好きなのに、この夏はマスクで世界中にこの顔面を見せられないどころか、見えている部分ですら見せるのが恥ずかしいと思うようになった。過去最低な夏だ。

この私が「今日は顔がこんなだから飲み会やめておこうかな・・・」とか「デートはしばらくしないでおこう・・・」とか思うようになっているのである。

顔しかいいところがないと旧友に言われているのに。

いいところなくなっちゃったよ。

 

ただ、くだんのアレルギー検査でわかったことが幾つかあった。

なんとわたしは、「汗」と「日光」にアレルギーをもっていたのだ。

 

それを聞いたときの私の正直な感想は

「自分の分泌物でアレルギー起こすとかもはや、生きる意味なくね・・・?」だった。

生きるって難しいな。調べてみたら同じく汗アレルギーをもつ狩野英孝も同じようなこと言ってたので、生まれて初めて英孝ちゃんを愛おしく思った。

共に強く生きよう。

 

そして去年普通にサンサン太陽の下、汗かいてスイカ割りしてた私は帰ってこないのか。

去年甲子園に高校野球見に行ったときすこぶる日焼けして楽しかったのに。

今思えばたいして好きでもないのにプールで青春見つけようとしてたあの夏も。

シンガポールのナイトクラブで「クラブって・・・こんな感じなんだ・・・」と言う芋丸出しな感想を生み出したあの夏も。

風情感じるオシャレ女子になるため購入した風鈴を2時間で割ってしまったあの夏も。

七夕に「早く切れ痔が治りますように」と切に願ったあの夏も。

 

こんなに夏が好きなのに。

毎年ダサい夏を過ごす私が好きなのになあ。

 

 

 

と、書いてる間に冬が来てました。人生は短い。

 

バチェラーの呪い

バチェラー3🌹 のカップル、友永真也さんと岩間恵さんが結婚した。

 

ついにこの日が来たかというモヤモヤを感じ、それと同じくらい

これで成仏できるワ・・・

という気持ちにもなった。不思議な感情だった。

 

私の友人の中には「結末がネットで大炎上してたから最終回だけみたよ」という子もいたし、結末を知って1から視聴していた子もいた。

それくらい日本列島に衝撃をもたらしたカップルの結婚である。

おめでたいし、恵は本当に私好みの美人なんだけど、お前らが付き合ってからこの1年間本当に辛かったんやで。

SNSに二人の写真が上がるたびに最終回の衝撃を思い出して変な顔しちゃうし、その度に他の参加メンバーのSNSをパトロールしては皆が幸せに生きてるか確認したくなるくらい動揺してるんやぞ。

 

真也、分かるか?ワイの苦しみが。

 

最終回が終わってからの2ヶ月は本当にバチェラーのことしか考えられなくて、胸が苦しくなり、同じくバチェラーの呪いにかかった人間どもがTwitterでの行き場のない胸の痛みをかかえ織り成す不協和音のようなバチェラー垢をみて、心の平静を保っていた日々。

 

特に、「@ホンマに、ありがとう」さんと、「@バチェラーおばさん」のツイートは私の精神安定材だった。ありがとうございました。本当に面白かった。

 

 

 なにがこんなにも私の心を苦しめたのか、言語化するのが未だに難しく、

二人の結婚のニュースを見た当日勢いで書き始めたブログも、結局書きかけのまま今日まで「下書き」に保存してた。

そんくらい言葉にできないんやで。

 

わかるか?真也。

 

つらい。カリスマブロガーになりたいのに、他人の結婚ひとつ言葉にできない。

 

言葉にできなすぎてこのままだと小田和正になってしまう。

 

 

 

1話の時点で真也は完全に恵のことが好きだったし、2話でも3話でも恵のことが好きだったんだよ。ウエディングドレス着てプールに飛び込んだときなんてもう今夜絶対セックスするじゃんってレベルで溺愛してたし、真也実家で家族に「あゆ姉一択でしょ」って言われて「俺は!!!!恵のことが好きなのに!!!!!!」と最終回までまだあるのに心決めてて逆ギレする真也も良かったよ。

全然真也のこと好きになれないけどなんだかんだ独占欲もでてきてツンデレ小悪魔炸裂してしまう恵も良かった。

 

問題は最後にローズを渡さなかったあの場面だけよ。

真也、あんたは純愛を貫いてくれたらそれだけで「国民が飼ってるチワワ」みたいな存在になれたのに。真也〜本当にあんたはしょうがないんだから。よかったね、恵が好きになってくれて。ってなったのに。

それで良かったのに。

 

なんだよ謎のあのお通夜みたいな最終回は。好感度モンスターあゆ姉が無駄に傷ついて、世間が二人になんとも言えない感情を抱いたところで指原が「胸糞悪い」と形容したことで国民感情にラベルがついた感じだよね。

いや、最終回ももっとやりようはあったと思うのよ。

「すみません!!!!やっぱり!!!!!!!恵が好きなんです!!!!!!!!ぶどう畑まで追いかけてしまうほど忘れられないんです!!!!!!!!!!!」ってあの場で世界中に叫んでくれたらよかったよ。

なんなんだよ。かっこつけやがって。

恵もとなりで「私は・・・囚われの姫・・・」みたいな顔して座ってんじゃないのよ。

真也は日本中に自分の恋愛模様見せておいて最後急に殻に閉じこもるなよ。

わかるか?真也。わたしはな、

テレビ的に面白くないけど、いつも恵への恋心が溢れ出てる真也が好きだったよ。

 

 

なんで放送が終わって1年以上経つのに私はいまだにあの時の感情をこうも鮮やかに思い出せてしまうのか。これはもう呪い。

でもシーズン4始まったら絶対に見る。

悶絶し心を震わせ仕事も手につかないくらい取り乱しながら見る。

 

結婚して2ヶ月経ってた。

やっと成仏できる。

 

 

 

 

 

 

 

キャバ嬢OL

学生時代スタバでバイトをしていたのだが、お客さんから連絡先をもらう事がよくあった。

これは別にカワイイ自慢でもなんでもないんだが、本当にモテた。

確かに私はスーパー可愛かったけど(?)、私よりも可愛い子なんてごまんといたし、本当に見惚れるほどの美人がたくさんいる。

仲のいい美人もそりゃモテてはいたが「連絡先を聞かれる」「デートに誘われる」回数で行ったら、私の方が多かったんですね。

その美人は悔しい事に性格もめっちゃくちゃ良かったので、「アカネは可愛いし気立ても良いから好かれるのよ。」と綺麗な横顔で言ってくれた。

悔しい。性格くらい性悪であれ!!!!!!!!!!

 


何が言いたいかというと別に私は可愛い路線で世間の支持を受けていたわけではなく、「なんかいけそう」路線でモテモテだったんですね。

お客さんの顔と好きなドリンクを覚えるのが得意だったので、来店3回目くらいになれば絶対「今日もアイスモカにしますか?」「今日は疲れてそうだから甘めにしますか?」って話しかけるし、コーヒー好きなサラリーマンの席で突如コーヒー当てゲーム開催したり、服装や来店時間などの変化に敏感だった。

不意に話しかけるとハッと顔を上げてくれる感じがたまらなく好きだったんだよ。

 きもいよね。わかる。今書きながらきもいなあって思ってるから許してほしい。


まあ、これは本当に良い点でもあり悪い点でもあったので、お店のマネジメント的には常連客を増やすキーパーソンとして重宝された一方、ストーカー気質なお客さんに悩まされる事も、少なからずあった。

 

 

 

社会人になって、「道沿いにある店舗ではなく、わざわざ百貨店の上層階まで上ってスタバでコーヒー飲む大人」は絶対に店のファンだし、私たちに会いに来てるも同然だったと気付いた。

当時のわたしは「俺のこと…好きなんじゃね!?!おじさん」製造機だったことに気づいたのは、卒業してからの話。

 

 


もちろん仕事終わりのヘトヘトOLさんも来てくれてたし、百貨店の従業員さんも愛してくれていたので決してそれは男性に限った話ではないのだが、異性のファンは最高に楽しかったし、簡単にできた。私自身サービス精神の鬼だった上に、そもそもスタバ自体がお客様へのホスピタリティやサプライズを大切にする会社だったので、距離感を見誤ると勘違いさせてしまうのは既定路線だったように思う。

 


罪な女だ。(?)

 

 

 

 


社会人となり、20代の折り返し地点に立ってもなお、私は持て余したサービス精神を振りかざして生きている。

そしてさらに残念なことに、ノルマ地獄の渦中で「好かれたら!!!!!!!!契約!!!!!してくれるかも!!!!!!!」と半狂乱になった私は、お客さんの前でヘラヘラしまくり、愛想振りまき、ごますりまくり、契約を取っているのだ。完全に悪化している。

 

 

 

そして全ての戦いを終え、お客さんと「今度ご飯行こうね」という約束だけが残った状態で私は思うのである。

 

 

 

私、もしかしてめちゃくちゃ女性性を売り物にしてない・・・?

 


職場での性差別にとやかく文句言って会社とポスト巡って大戦争してるのに、気づけば私の営業スタイルは完全にキャバ嬢のそれ。

私が男だったとしてもこの人は契約してくれたのか?担当として私はどこが評価された?と考えてはやりきれない気持ちになったりする。

悲しい。

 


「若さや可愛さは武器になる」何て言うけど、それを失ったとき女の人は一体何になるんだろう。

めっちゃ怖いじゃん。

 


先輩に神妙に悩み相談したら「お前のブース、声だけ聞いてたらお客さん楽しそうすぎておっぱい出してるんか?って思うときあるもん。」って言われた。

 


おっパブじゃん。

もはやキャバでもない。

 


知的清楚なキャリアウーマンへの道のりは遠そう。

 

 

 

 


早く梅雨明けないかなあ〜。